王倩楠 先生の論文がFrontiers in Immunology誌に掲載されました!
2024年10月11日 脳神経内科だより
王倩楠 先生の論文がFrontiers in Immunology誌に掲載されました!
王倩楠 先生は,経験した本症例を,
2023年11月に神経治療学会で発表し,2024年5月に神経学会総会で複数例で発表し,
2024年10月に論文に受理されました.着実な成長を遂げています.本当におめでとうございます.
以下内容の紹介です.
全身のサルコイドーシスの既往を持ち,高次脳機能障害が亜急性に進行し,大脳実質にGd増強効果を持つ病変を認めました.
脳神経障害も伴った点から,神経サルコイドーシスを疑い,ステロイド治療をまさに計画しましたが,
脳生検の病理から進行性多層性白質脳症(PML)であることが発覚し,ステロイドを控え,ミルタザピン・メフロキンを投与することで,
非常に良好な経過をたどった,貴重な症例です.
(症状と画像の経過,Wang Q , et al., Front Immunol. 2024 より)