椿神経疾患研究基金

一人でも多くの患者さんを救うために,
神経歯疾患研究の未来のために,
椿神経疾患研究基金絵にご協力をお願いします.

認知症や脳卒中など,高齢化社会で大きな有病率を占める疾患.

筋萎縮性側索硬化症(ALS),パーキンソン病,多発性硬化症,多系統萎縮症,重症筋無力症,筋ジストロフィーなどの神経難病.

これらの神経疾患の多くは,原因が不明であったり,有効な治療法が少なかったりと,現代の医学においても多くの課題を抱えています.

 

  新潟大学名誉教授・椿忠雄氏は,水俣病,SMONをはじめとする神経疾患の,研究推進の指導者でした.

  椿氏は生前,神経難病,特にALSの原因解明と治療法確立を切望し,研究を重ねてこられました.

  治療法の確立していない疾患に対し,我々は何ができるか.椿神経疾患研究基金は,椿氏の理念を引き継ぎ,発展させることを目的に設立されました.

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神経疾患研究を助成し,研究会を開催すること.

神経疾患の患者さん,ご家族のサポートにつながる医療・社会体制の整備を計ること.

本財団の趣旨は,これらの事業を推進することにあります.

   これらの事業は,皆様からの寄付金と,財団保有財産の運用による利息収入によって行われています.

   本財団にご賛同いただける方々からのご支援を,お待ち申し上げております.

   詳細につきましては,下記の連絡先までお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます.

連絡先

椿神経疾患研究基金 事務局 〒951-8585 新潟市中央区旭町通1-757 新潟大学 脳研究所 脳神経内科 医局内 電話:025-227-0665 E-mail:メールアドレス

 

設立登記公告

一般財団法人椿神経疾患研究基金は,一般社団法人および一般財団法人に関する法律(平成18年6月2日法律第48号)(平成20年12月1日施行)に基づき登記を完了したので,法律331条第3項(電子公告)に従い公告する.

  1. 名称:一般財団法人椿神経疾患研究基金
  2. 主たる事務所:新潟県新潟市中央区
  3. 代表理事:小野寺 理
  4. 主たる事務所の連絡先:025-227-0665
  5. 登記番号:1100-05-003958
  6. 公告アドレス:http://www.bri.niigata-u.ac.jp/about/fund/ ‎
  7. 登記完了日:平成26年4月1日

財団概要

設立目的

本財団は,神経疾患の研究助成,研究会の開催を行い,神経疾患の医療の推進を計り,神経疾患医療水準の向上を目的とします.いずれも利益の追求を目的としない公益事業であり,事業運営によって生じる利益は,すべて神経疾患医療向上のための費用にあてるものとします.本財団の任務は,これらの事業を通して社会に奉仕することにあります.

事業

  1. 神経疾患医療に関する研究に対する助成
  2. 神経疾患医療の推進のための助成
  3. 医学シンポジウムの開催のための助成

役員名簿

代表理事 小野寺 理(新潟大学 脳研究所 脳神経内科 教授)
理事 西澤 正豊
理事 辻 省次
理事 金原 優
理事 椿 直哉
監事 佐藤 修三
監事 八木 良三
評議員 犬塚 貴
評議員 大西 洋司
評議員 湯浅 龍彦
評議員 田中 惠子

財団の沿革

年月日 内容
平成元(1989)年3月10日 登記 宮武正 初代理事長就任
平成元(1989)年4月5日 設立認可
平成元(1989)年7月11日 特定公益増進法人
平成7(1995)年5月28日 辻省次 理事長就任
平成15(2003)年5月18日 西澤正豊 理事長就任
平成26(2014)年4月1日 一般財団法人
平成28(2016)年6月11日 小野寺理 理事長就任

定款

椿神経疾患研究基金定款

決算公告

令和5年度貸借対照表
令和4年度貸借対照表
令和3年度貸借対照表
令和2年度貸借対照表
令和元年度貸借対照表
平成30年度貸借対照表
平成29年度貸借対照表
平成28年度貸借対照表
平成27年度貸借対照表
平成26年度貸借対照表
平成25年度貸借対照表
平成24年度貸借対照表
平成23年度貸借対照表

椿忠雄略歴と主な公職

椿忠雄
新潟大学脳研究所・初代神経内科教授,故・椿忠雄氏の略歴と主な公職をご紹介します.

略歴

年月 内容
大正10(1921)年3月16日 東京府渋谷に誕生
昭和17(1942)年3月 静岡高等学校(旧制)理科乙類を卒業
昭和17(1942)年9月 東京帝国大学医学部医学科を卒業
昭和20(1945)年10月 東京帝国大学医学部第3内科へ入局 坂口教授後,冲中教授の指導を受ける
昭和30(1955)年2月 医学博士の学位を受ける
昭和31(1956)年11月 アメリカ合衆国カリフォルニア大学留学(1957年11月まで)
昭和32(1957)年1月 東京大学医学部助教授(医学部附属脳研究施設)
昭和35(1960)年4月 日本神経学会評議員
昭和40(1965)年3月 日本神経学会理事
昭和40(1965)年4月 新潟大学教授(医学部附属脳外科研究施設神経内科) 日本内科学会評議員(1987年3月まで)
昭和40(1965)年11月 第18回新潟日報文化賞受賞(「有機水銀中毒の疫学と臨床」)
昭和41(1966)年11月 日本医師会医学研究助成費を受ける(「有機水銀中毒その他の重金属と神経障害に関する研究」)
昭和42(1967)年4月 第9回日本神経学会会長(1968年4月まで)
昭和44(1969)年3月 新潟大学脳研究所所長併任 新潟大学評議員
昭和45(1970)年2月 新潟県・新潟市公害被害者認定審査会委員(会長)
昭和49(1974)年5月 中央公害対策審議会委員
昭和51(1976)年4月 新潟大学脳研究所所長 新潟大学評議員
昭和53(1978)年5月 日本神経学会理事長(1987年5月まで)
昭和54(1979)年4月 日本内科学会理事(1980年3月まで)
昭和54(1979)年12月 フランス神経学会名誉会員 臨時水俣病認定審査会委員(環境庁)
昭和55(1980)年6月 環境庁環境保全功労者として表彰
昭和55(1980)年7月 東京都立神経病院院長
昭和55(1980)年11月 新潟大学名誉教授
昭和56(1981)年9月 第12回世界神経学会事務総長
昭和58(1983)年11月 紫綬褒章受章
昭和59(1984)年9月 東京都神経科学総合研究所理事・評議員
昭和60(1985)年6月 日本学術会議(第13期)会員
昭和60(1985)年10月 国際ALS会議会長
昭和62(1987)年10月20日 永眠(享年66歳)
昭和62(1987)年11月 (没後)正四位勲三等旭日中綬章

主な公職

国内学会
  • 日本神経学会 昭和35年4月~40年3月 評議員 昭和40年3月~53年5月 理事 昭和40年3月~51年9月 編集委員長 昭和41年7月~62年5月 会則改訂委員 昭和42年4月~43年4月 第9回会長 昭和53年5月~62年5月 理事長
  • 日本内科学会 評議員,理事
  • 日本脳波筋電図学会 評議員
  • 日本自律神経学会 評議員
  • 日本脳卒中学会 評議員
  • 日本小児神経学会 評議員
  • 日本脳神経外科学会 評議員
  • 日本老年医学会 評議員
  • 日本平衡神経科学会 評議員
  • 日本てんかん学会 理事
  • 脳神経CT研究会 幹事
  • 内科神経懇話会 幹事
  • 頭痛懇話会 幹事
  • 新潟脳神経研究会 幹事
国際学会・国際機関
  • フランス神経学会名誉会員
  • 世界神経学連合・研究委員会「神経筋疾患」委員
  • WHOメチル水銀中毒専門委員
  • WHO神経科学専門委員
  • “Advances in Neurology” 国際編集委員
  • 第12回世界神経学会事務局長
  • 国際ALS会議会長
官公庁の審議会・付属機関 文部省 学術審議会専門委員(科学研究費分科会)(昭和45年2月~48年1月) 環境庁 水俣病行政不服審査(旧法)に関する会合委員 新潟県 新潟県・新潟市公害被害者認定審査会委員(会長)(昭和45年2月) 環境庁 有明海周辺住民の健康調査検討委員会会員(昭和48年6月~49年3月) 内閣総理大臣 中央公害対策審議会委員(昭和49年5月) 厚生省 食品衛生調査会(臨時委員)(昭和49年7月~51年5月) 環境庁 臨時水俣病認定審査会委員(昭和54年4月) 内閣総理大臣 日本学術会議(第13期)会員(昭和60年7月~63年6月) 厚生省 精神神経疾患研究委託費運営委員会評価部会会員(昭和60年11月~63年3月) 東京都 難病対策協議会委員 東京都 東京神経科学総合研究所 理事・評議員(昭和59年9月~62年9月) 東京都 東京都難病対策協議会会員(昭和61年6月~63年6月) 東京都 衛生局学会小川賞委員(昭和62年5月~)

助成受賞者の声

このたびは,椿神経疾患研究基金の研究助成を賜り,心より感謝申し上げます.
私は,脳小血管病の病態を血管の老化という側面から解明することを目指し,研究に取り組んでおります.
病態理解に少しでも寄与できるよう,引き続き研究を進めて参ります.

新潟大学脳研究所脳神経内科 北原匠 

 

この度は,椿神経疾患研究基金の研究助成を賜り,心より御礼申し上げます.
私は,筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経変性疾患の病態を解明するために,神経変性に関わるシナプス関連遺伝子の制御機構について研究しています.
病態の理解に寄与できるよう,精進して参ります.

新潟大学脳研究所脳神経内科 遠山玄理 

主な研究成果

Shintaro Tsuboguchi, Yuka Nakamura, Tomohiko Ishihara, Taisuke Kato, Tokiharu Sato, Akihide Koyama, Hideki Mori, Yuka Koike, Osamu Onodera, Masaki Ueno.
TDP-43 differentially propagates to induce antero- and retrograde degeneration in the corticospinal circuits in mouse focal ALS models. Acta Neuropathol. 2023; 146: 611-629.

Kunio Kawamura, Tetsuya Takahashi, Masato Kanazawa, Hironaka Igarashi, Tsutomu Nakada, Masatoyo Nishizawa, Takayoshi Shimohata. Effects of angiopoietin-1 on hemorrhagic transformation and cerebral edema after tissue plasminogen activator treatment for ischemic stroke in rats. PLoS One. 2014; 9: e98639.

Takuya Konno, Masayoshi Tada, Mari Tada, Akihide Koyama, Hiroaki Nozaki, Yasuo Harigaya, Jin Nishimiya, Akiko Matsunaga, Nobuaki Yoshikura, Kenji Ishihara, Musashi Arakawa, Aiko Isami, Kenichi Okazaki, Hideaki Yokoo, Kyoko Itoh, Makoto Yoneda, Mitsuru Kawamura, Takashi Inuzuka, Hitoshi Takahashi, Masatoyo Nishizawa, Osamu Onodera, Akiyoshi Kakita, Takeshi Ikeuchi. Haploinsufficiency of CSF-1R and clinicopathologic characterization in patients with HDLS. Neurology. 2014; 82: 1-10.

Osamu Onodera, Tomohiko Ishihara, Atsushi Shiga, Yuko Ariizumi, Akio Yokoseki, Masatoyo Nishizawa. Minor splicing pathway is not minor any more: Implications for the pathogenesis of motor neuron diseases. Neuropathology. 2014; 34: 99-107.

Tomohiko Ishihara, Yuko Ariizumi, Atsushi Shiga, Taisuke Kato, Chun-Feng Tan, Tatsuya Sato, Yukari Miki, Mariko Yokoo, Takeshi Fujino, Akihide Koyama, Akio Yokoseki, Masatoyo Nishizawa, Akiyoshi Kakita, Hitoshi Takahashi, Osamu Onodera. Decreased number of Gemini of coiled bodies and U12 snRNA level in amyotrophic lateral sclerosis. Hum Mol Genet. 2013; 22: 4136-4147.

Hidetoshi Date, Shuichi Igarashi, Yasuteru Sano, Toshiak iTakahashi, Tetsuya Takahshi, Hiroki Takano, Shoji Tsuji, Masatoyo Nishizawa, Osamu Onodera. The FHA domain of aprataxin interacts with the C-terminal region of XRCC1. Biochem Biophys Res Commun. 2004; 325: 1279-1285.

Yoshiaki Kokubo, Isao Hozumi, Akie Sano, Akifumi Akai, Yoko Ikeda, Kouichirou Okamoto, Zenjiro Matsuyama, Takashi Inuzuka, Noriyoshi Yamakita, Hitoshi Takahashi. Autopsy case of primary central nervous system lymphoma with subacute mental deterioration and progressive white matter lesions in an elderly man. Geriatr Gerontol Int. 2003; 3: 256-261.

Nobuaki Wakamatsu, Yasukazu Yamada, Kenichiro Yamada, Takao Ono, Noriko Nomura, Hiroko Taniguchi, Hiroshi Kitoh, Norihiro Mutoh, Tsutomu Yamanaka, Kyosuke Mushiake, Kanefusa Kato, Shin-ichi Sonta, Masahiro Nagaya. Mutations in SIP1, encoding Smad interacting protein-1, cause a form of Hirschsprung disease. Nat Genet. 2001; 27: 369–370.

Tetsutaro Ozawa, Yoshiaki Soma, Nahoko Yoshimura, Nobuyoshi Fukuhara, Masaharu Tanaka, Shoji Tsuji. Reduced morning cortisol secretion in patients with multiple system atrophy. Clin Autonom Res. 2001; 11: 271-272.

Yasukazu Yamada, Kiyokuni Miura, Toshiyuki Kumagai, Chiemi Hayakawa, Shuji Miyazaki, Akiko Matsumoto, Kenji Kurosawa, Noriko Nomura, Hiroko Taniguchi, Shin-ichi Sonta, Tsutomu Yamanaka, Nobuaki Wakamatsu. Molecular analysis of Japanese patients with Rett syndrome: Identification of five novel mutations and genotype-phenotype correlation. Hum Mutat. 2001; 18: 253.

Kenichiro Yamada, Yasukazu Yamada, Noriko Nomura, Kiyokuni Miura, Rie Wakako, Chiemi Hayakawa, Akiko Matsumoto, Toshiyuki Kumagai, Ikuko Yoshimura, Shuji Miyazaki, Kanefusa Kato, Shin-ichi Sonta, Hiroshi Ono, Tsutomu Yamanaka, Masahiro Nagaya, Nobuaki Wakamatsu. Nonsense and frameshift mutations in ZFHX1B, encoding Smad-interacting protein 1, cause a complex developmental disorder with a great variety of clinical features. Am J Hum Genet. 2001; 69: 1178-1185.

Hiroko Baba, Hiromi Akita, Tomoko Ishibashi, Yoshiro Inoue, Kensuke Nakahira, Kazuhiro Ikenaka. Completion of myelin compaction, but not the attachment of oligodendroglial processes triggers K+ channel clustering. J Neurosci Res. 1999; 58: 752-764.

Nobuaki Wakamatsu, Masataka Hayashi, Hisaomi Kawai, Hiroshi Kondo, Yasuo Gotoda, Yoshihiko Nishida, Rui Kondo, Shoji Tsuji, Toshio Matsumoto. Mutations producing premature termination of translation and an amino acid substitution in the sterol 27-hydroxylase gene cause cerebrotendinous xanthomatosis .associated with parkinsonism. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 1999; 67: 195-198.

Tetsutaro Ozawa, Hajime Tanaka, Ryoichi Nakano, Masahisa Sato, Takashi Inuzuka, Yoshiaki Soma, Naoko Yoshimura, Nobuyoshi Fukuhara, Shoji Tsuji. Nocturnal decrease in vasopressin secretion into plasma in patients with multiple system atrophy. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 1999; 67: 542-545.

Katsuhiko Kitazawa, Yumi Tagawa, Akihito Honda, Nobuhiro Yuki. Guillain-Barré syndrome associated with IgG anti-GM1b antibody subsequent to Mycoplasma pneumoniae infection. J Neurol Sci. 1998; 156: 99-101.

Yasuo Gotoda, Nobuaki Wakamatsu, Hisaomi Kawai, Yoshihiko Nishida, Toshio Matsumoto. Missense and nonsense mutations in the lysosomal alpha-mannosidase gene (MANB) in severe and mild forms of alpha-mannosidosis. Am J Hum Genet. 1998; 63: 1015-1024.

Takeshi Ikeuchi, Kazuhiro Sanpei, Hiroki Takano, Hidenao Sasaki, Kunio Tashiro, Géraldine Cancel, Alexis Brice, Thomas D. Bird, Gerry D. Schellenberg, Margaret A. Pericak-Vance, Kathleen A. Welsh-Bohmer, Lorraine N. Clark, Kirk Wilhelmsen, Shoj I Tsuji. A novel long and unstable CAG/CTG trinucleotide repeat on chromosome 17q. Genomics. 1998; 49: 321-326.

Nobuhiro Yuki, Toshio Ariga. Antibodies to fucogangliosides in neurological diseases. J Neurol Sci. 1997; 150: 81-84.

Yumi Tagawa, Fumitoshi Irie, Yoshio Hirabayashi, Nobuhiro Yukia. Cholinergic neuron-specific ganglioside GQ1bα a possible target molecule for serum IgM antibodies in some patients with sensory ataxia. J Neuroimmunol. 1997; 75: 196-199.

Nobuhiro Yuki, Masaki Takahashi, Yumi Tagawa, Kouichi Kashiwase, Kenji Tadokoro, Kahiko Sairo. Association of Campylobacter jejuni serotype with antiganglioside antibody in Guillain‐Barré syndrome and Fisher’s syndrome. Ann Neurol. 1997; 1: 28-33.

過去の受賞テーマ

過去10年の受賞テーマご紹介します.

年度 受賞者 研究テーマ
令和6年度 北原 匠 HTRA1欠失マウスを用いた加齢による脳小血管障害メカニズムの解明
 〃 遠山 玄理 神経変性に関わるヒト進化型シナプス遺伝子の隠れエキソン制御機構
令和5年度 山田 友美 ALS早期診断のためのReal-Time Quaking-Induced Conversion(RT-QuIC)法の開発
 〃 秋山 夏葵 ミクログリアを介した虚血後リン酸化タウ蛋白の排泄分解機構の検
令和4年度 林 秀樹 透明化技術を用いた3D imagingによる,脳アミロイドアンギオパチーの解析
 〃 小出 眞悟 TARDBP遺伝子変異によるスプライシング異常からみたALS発症機序の解明
令和3年度 大津 裕 ヒト末梢血単核球が低酸素低糖刺激で組織保護的極性を獲得する機序の解明
 〃 山岸 拓磨 液ー液相分離と凝集性からみたALS病態修飾因子としてのTDP-43多様体の機能解析
令和2年度 畠野 雄也 テキストマイニングが予測した新規ALS原因遺伝子候補PABPN1の機能解析
 〃 安藤 昭一朗 脳血管構成細胞のDNA損傷蓄積による老化を背景とした脳血管病の病態機序の解明
令和元年度 三國 貴康
(細胞病態学分野)
生態脳内でのハイスループットな発達障害モデリングと分子イメージング
 〃 坪口 晋太朗 TDP-43の運動神経回路内の伝播機構の解明
平成30年度 石黒 敬信 COX10新規変異とPM22欠失を併存した白質脳症におけるミトコンドリア異常の解析
 〃 二宮 格 末梢血単核球の血液脳関門透過性亢進の誘導と,それを応用した細胞治療の可能性の検討
平成29年度 小池 佑佳 TARDBP遺伝子のメチル化状態の変化がTDP-43量の自己制御機構に及ぼす影響についての研究
 〃 畠山 公大 保護的単球・マクロファージによる脳血管新生から機能回復を目指す脳梗塞治療法の開発
平成28年度 井川 正道
(福井大学)
酸化ストレスの脳PETイメージングの開発と神経難病、認知症への応用
 〃 目崎 直実 本邦の成人発症大脳白質脳症におけるLMNB1変異解析と分子臨床遺伝学的特徴
平成27年度 三浦 健 Globular Glial Tauopathyの臨床診断アプローチの確立
 〃 伊藤 岳 TDP-43の発現低下によるミトコンドリア形態異常のメカニズム
平成26年度 須貝 章弘 TDP-43自己制御機構の破綻を伴う内在性TDP-43過剰発現マウスの病態解析
 〃 鳥谷部 真史 Microglia-neuron interactionを標的とした新規脳梗塞治療法の開発
平成25年度 佐治 越爾 中枢神経系炎症性脱髄疾患における神経変性とそのサロゲートマーカーの開発
 〃 矢島 隆二 リポ蛋白受容体LR11を介したアルツハイマー病の分子病態の解明
平成24年度 今野 卓哉 神経軸索スフェロイド形式を伴う白質脳症(HDLS)の臨床病型の確率と分子病態機序の解明
平成23年度 川村 邦雄 脳梗塞に対するprogranulinの神経・血管保護作用の検討
平成22年度 徳武 孝允 アミロイドβ依存症・異常リン酸化の分子機構の解明:インスリンシグナルの関与
平成21年度 石原 智彦 RNA代謝異常からのALS病態機序の解明
平成20年度 野崎 洋明 レビー小体の脳部位特異的な蓄積機序におけるαシヌクレイン遺伝子発見現量の関与

(敬称略)

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